部下をお客様と思って接していますか?

「部下を魅了する上司とは?」

    

こんにちは。人財育成トレーナー / モチベーションコンサルタントの高村です。

いつもお付き合いいただき、有難うございます。

    

さて、今日は幹部の皆様へのメッセージを送りたいと思います。

    

誰の元で働くかによって、その人の人生は左右されます。

なんでもかんでも「あいつのせいで俺の人生が狂った」と

被害者意識で全て上司の責任にされたら困りますが、

    

そこで上司としての「あり方」を探求する上で、とても大切な質問があります。。

自身以外の存在をどう捉えるのか?

これは研修中、私がいつも参加者に問いかけているフレーズです。

    

「部下から慕われている上司は、
自身以外のことを○○だと思って関わっている」

    

さぁ、○○にはどのような言葉が入ると思いますか?

    

模範解答を考える前に、

普段あなたがどう意識しながら関わっているか、

振り返っていただきたいのです。

いかがでしょうか?

    

もしかしたら何も意識していなかったという方もいらっしゃるかもしれません。

    

研修中では次のような回答が多くでてきます。

    

「神」しかないやろ。
だって「神様」と思ったら、自然に手を合わせられるもん。

「先生」やろ。
他の人のことを「先生」と思うからこそ、素直に耳を傾けられるんとちゃうか?

「家族」とちゃうか?
「家族」と思うからこそ大事にするんとちゃうかな?「有り難い存在」だって。

「有り難い」ってことは、かけがえのないってことやん。

だから大切にするんやで。

    

前職で講師トレーニングを受けているとき、

上司から「高村君、部下から慕われれている上司って、

自身以外のことをどういう風に捉えて関わってるんかなぁ?」

と聞かれたことがあります。

    

当時の私は「神」や「先生」「家族」など答えていくと、

上司は「そう、その通りや、ただもっと身近な存在やと思うんやなぁ」

上司に良く思われたいという気持ちから

模範的な回答ばかりを述べていたのですが、

深い気付きを与えてくれる答えは日常の中にありました。

    

『A君が高村君とは違うプランを提案してきたとき、君はムっとした顔をしたよな』

「は、はい」

『あれは悪いプランやったか?』

「い、いえ、面白い切り口やなぁと思いました」

『ほな、なんでムっとしたんや?』

    

「・・・」

『言葉選ばんでもええ、言いたいように言ったらええ』

「なんで僕の言う通りにせんと、意見言ってくるんかなと思いまして・・・」

『せやなぁ、俺も正直同じように思うかもしれんなぁ。ところで提案って何やろ?』

「え?どういう意味ですか?」

『いや、提案っていうと聞こえがいいけど、あれは現状の否定ちゃうか?』

「そう言われれば・・・」

『現状、今までのやり方、高村君自身を否定されたような気分になって、ムっとしたんちゃうか?』

「それはあるかもしれません」

    

『ほな、ちょっと見方を変えてみるけど、あれがお客さんやったらどうや?』

「どういうことですか?」

『その提案を言ってきたのがA君やなくて、お客さんやったらどうや?』

「それは、貴重なご意見有難うございますって言いますよね」

『せやなぁ〜、やっぱりそうやなぁ〜』

「あ・・・」

『俺は高村君のお客さんとの接し方は好きや、お手本にしてるくらいや』

「あ、有難うございます」

『ただなぁ、部下や後輩、パートさん、同僚、そして上司にはどうかな?』

「・・・」

    

答えはもうおわかりですよね。

    

そう、お客様です。

    

自社の上手くいっていないところを、

わざわざ時間とお金をかけて伝えてくださるお客様がいます。

そう、クレームを伝えてくださっているのです。

「有難うございます」と必ず伝えますよね。

    

部下が上司とは異なる意見を述べる、

上司に対して文句を言ってくる、

    

素直にとまではいかなくても、

受け入れようとする姿勢が芽生えませんか?

    

偉そうなことを述べましたが、

私自身もできていないことが多いです。

    

ただ、できていないときに気づくことはできるようになったと思います。

一歩ずつ、1mmの成長を味わえるようになっていきたいですね。

    

最後までお付き合いいただき、有難うございました。

また次回をお楽しみに。

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株式会社エナジーソース 代表取締役 高村 幸治

人財育成トレーナー / モチベーションコンサルタント

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