ファシリテーション

対話が生む解決力、組織に変革を。
ファシリテーション研修で問題解決力を強化する

現場で複雑な課題に直面したとき、解決への糸口が見えずに議論が停滞してしまうことはありませんか?
企業では日々、多様な価値観を持つメンバーが協働しています。その中で問題解決や意思決定を進めるには、単に知識やスキルを持つだけでなく、メンバー全員が安心して意見を交わせる環境づくりが不可欠です。
エナジーソースの「問題解決・ファシリテーション研修」は、対話を通じて課題を解決に導く力を養うことで、組織全体の生産性と創造性を高めることを目指します。
本研修では、参加者それぞれの主体性を引き出しながら、建設的に課題に向き合うアプローチを重視しています。研修は一方的な講義に終始するのではなく、ワークショップ形式で進行します。実際の業務で起こりうるケーススタディを用いて、受講者同士がファシリテーション(円滑な議論進行)の技術を実践することで、学びをその場で体得できるよう設計されています。

例えば、部署間の連携不全によりプロジェクトが停滞しているというケースを取り上げ、参加者がファシリテーター役と議論者役に分かれて問題解決会議をシミュレーションします。進行役となった受講者は、全員から意見を引き出す質問や、安心して本音を話せる雰囲気づくりを試みます。
このような演習を通じて、「黙っていた若手社員が斬新なアイデアを示し、停滞していた議論が一気に動き出す」といった体験を共有し、心理的に安全な対話が生産性向上に直結することを実感できます。

ご相談は無料で承ります
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ファシリテーション研修が必要な5つのケース
会議運営に苦戦しているチームリーダーの方

チーム会議で発言が一部の人に偏り、活発な意見交換や建設的な議論ができずに困っている。
合意形成に時間がかかるプロジェクトマネージャーの方

部門横断のミーティングで意見が対立し、結論を出すまでに時間を要してしまい、生産性が低下している。
問題解決策が出ない管理職の方

現場で発生する課題に対して会議を開いても、有効な解決策が出ず、議論が堂々巡りになってしまう。
部下の意見を引き出せない中間管理職の方

日頃の打ち合わせで自分ばかりが話し、メンバーから建設的なアイデアや意見を引き出せずにいる。
チームの創造性を高めたい開発担当者の方

新規プロジェクトや商品企画のブレスト(ブレインストーミング)で、斬新なアイデアがなかなか出ず、マンネリ化した発想に陥っている。
実際の研修の様子 ※許可を得て掲載しています


本研修の特徴
本研修プログラムには、他社サービスにはない独自のエッセンスが組み込まれています。研修の進め方や内容において、以下のポイントを大切にしています。
安心して挑戦できる環境づくり
研修では失敗や意見の衝突を恐れずに発言・試行できる雰囲気を重視します。受講者同士が互いにフィードバックし合い、ミスも学びに変える安全な場を作り出すことで、現実の職場でも率直な対話が生まれやすくなります。
強みを生かした解決志向
課題の原因追及に終始するのではなく、各メンバーの強みや過去の成功体験に目を向け、その延長線上に解決策を見出す方法を実践します。これにより、問題に直面した際にも「何ができるか」という前向きな発想で迅速に対応できるようになります。
参加型の実践トレーニング
座学だけでなくロールプレイングやグループディスカッションを通じて、リーダーシップやファシリテーションのスキルを体験的に習得します。講師は単なる知識提供者ではなく、対話の促進者として場を導き、受講者が自ら気づき行動を変えるのをサポートします。
現場への定着とフォローアップ
研修の最後には、学んだ内容を職場でどう活かすか、具体的なアクションプランを策定します。その際、講師や他の受講者からの建設的な助言を得ることで、研修で得た知見を現場で実践に移す自信が培われます。研修後も定期的なフォローアップや相談機会を提供し、職場への定着を後押しします。

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研修プログラムの詳細説明(1日)
時間帯 | 内容 | 狙い(意図) |
---|---|---|
9:00~9:30 | オリエンテーション・アイスブレイク *参加者自己紹介、研修目的の共有 | 緊張を和らげ、活発な議論ができる場をつくる。研修のねらいを共有し、参加者の主体性を引き出す。 |
9:30~10:30 | レクチャー:ファシリテーションの基本 *ファシリテーターの役割と心構え、基礎スキルの解説 | ファシリテーションの重要性と基本スキル(傾聴・質問・議論の可視化等)を理解する。 |
10:30~10:45 | 休憩 | – |
10:45~12:00 | グループ演習①:ブレインストーミングによる課題抽出 *テーマに沿って自由に意見を出し合い付箋に記入 | 発散的思考により多様な視点から課題を洗い出す。批判のない場で参加者全員からアイデアを引き出す体験をする。 |
12:00~13:00 | 昼食休憩 | – |
13:00~14:30 | グループ演習②:KJ法によるアイデア整理 *午前中に出たアイデアをグルーピングし、問題の核心を探る | アイデアを可視化・分類して議論することで、問題の構造を理解し、重点課題を特定する。合意形成のプロセスを体験する。 |
14:30~14:45 | 休憩 | – |
14:45~16:00 | グループ演習③:課題の原因分析と解決策立案 *「なぜ」を繰り返し問う根本原因の追究、対策のブレインストーミング | 論理的思考を用いて問題の原因を特定し、実行可能な解決策を検討するプロセスを学ぶ。チームで協力して問題解決に取り組む体験をする。 |
16:00~16:30 | ロールプレイ:会議ファシリテーション実践 *参加者が交替でファシリテーター役を務め、短い会議をシミュレーション | ファシリテーターとしての立ち振る舞いを実践し、フィードバックを受ける。現場さながらの状況でスキルを試し、自信を深める。 |
16:30~17:00 | 振り返りとまとめ *学んだポイントの共有、今後のアクションプラン策定 | 研修内容を整理し、自社の業務で活かすポイントを確認する。明日からの具体的な実践計画に落とし込む。 |
実際の研修の様子 ※許可を得て掲載しています


研修プログラムの詳細説明(3日間)
本研修は、理論と実践をバランス良く組み合わせたカリキュラムで構成されており、各段階で参加者の理解とスキル定着を図ります。
研修の冒頭では、まず参加者全員が安心して学べる土台を築きます。アイスブレイクやグループでの対話のルール作りを通じて、互いを尊重し合う風土を醸成します。
次に、問題解決とファシリテーションの基本理論を学びます。例えば、課題を整理するフレームワークの紹介や、対話を円滑に進めるための傾聴・質問のスキルについて演習を交えて習得します。
ただ知識をインプットするだけでなく、小グループに分かれてのミニ演習で、「相手の意図を汲み取って問いかける」体験を積むことで、心理的安全性の高いコミュニケーションの第一歩を踏み出します。
研修の中盤では、実際の業務シナリオに基づいた問題解決演習に取り組みます。チームごとに与えられた課題に対し、ファシリテーター役が議論を進行し、メンバーが協力して解決策を導き出します。例えば「新製品開発プロジェクトで発生した部門間の対立」という事例に挑み、原因ではなく解決の糸口に目を向けるディスカッションを行います。各チームの発表後、講師と参加者全員で振り返りを行い、うまくいった点やさらに改善できる点をフィードバックします。
このセッションでは、受講者自身が建設的なフィードバックをし合うプロセスを経験することで、単に答えを得るだけでなく、問題解決のプロセスそのものから学びを深めます。
最終日は、研修で得た知識とスキルを実際の職場で活かすための準備を行います。まず、各参加者が自分の職場の課題を一つ取り上げ、解決に向けたアプローチをプランニングします。その際に、研修仲間と意見交換しながら解決策をブラッシュアップし、より実行しやすい計画に練り上げます。
次に、アドラー心理学のエッセンスである勇気づけの考え方を背景に、メンバーの努力や進歩を認め合うコミュニケーションの重要性を再確認します。これは単に成果を称賛するだけでなく、過程での工夫やチャレンジを評価することで、職場で継続的な挑戦を促す雰囲気づくりにつながります。
研修の締めくくりには、一人ひとりが職場に持ち帰る行動宣言を行い、今後の実践への意思表明をします。この宣言を共有することで、参加者間で互いに支援し合いながら行動変革を推進するネットワークが生まれます。
期待できる効果と成果

職場の対話活性化
受講者が率先して会議やミーティングでファシリテーターとなり、沈黙しがちだった場面でも意見交換が活発になります。心理的安全性の高い雰囲気づくりにより、これまで埋もれていた現場の知恵やアイデアが引き出されます。
問題解決のスピード向上
解決志向のアプローチを習得したことで、問題発生時の初動が早くなります。原因探しに時間をかけすぎず、小さな成功体験を積み重ねながら迅速に対策を実行できるため、業務の停滞を最小限に抑えられます。
リーダーシップとチームワークの強化
研修を通じて得たファシリテーションスキルや勇気づけのコミュニケーションにより、受講者自身のリーダーシップが向上します。それと同時に、上司・部下の垣根を越えた横のつながりを意識した風通しの良いチームワークが醸成され、メンバー全員が協力して課題に当たる組織文化が育まれます。
継続的な成長文化の定着
本研修は単発のイベントではなく、受講者が研修後も学び続けるきっかけとなります。研修内で構築された参加者同士のネットワークや、研修後のフォローアップ機会を通じて、互いに学び合い高め合う文化が組織に根付きます。その結果、新たな課題にも自律的に挑戦し続ける学習する組織への変革が期待できます。

弊社の問題解決・ファシリテーション研修は、知識習得だけでなく「人」と「風土」に働きかけることで、目に見える行動変容と組織の変化を実現します。
現場で使える実践的なスキルはもちろん、受講者一人ひとりが自ら考え行動する主体性と、お互いを尊重し合う心理的安全性に満ちたチームづくりを支援します。他社とは一線を画すアプローチで、貴社の抱える課題解決と人材育成に貢献いたします。

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本研修で学ぶファシリテーション技法(一部のみ)
アイスブレイク
会議や研修の冒頭に行う短いアクティビティです。簡単なゲームや自己紹介を通じて場の空気を和ませ、参加者同士の緊張を解きほぐします。これにより、その後の議論へスムーズに移行できる雰囲気を作ります。


ブレインストーミング
自由な発想で多数のアイデアを生み出す発散思考の技法です。批判や評価を一切行わないルールのもと、参加者から多様な意見を引き出します。問題解決の初期段階で用いることで、新たな視点や創造的な解決策を得ることができます。
KJ法(川喜田二郎式カード法)
ブレインストーミングなどで出されたアイデアを付箋やカードに書き出し、内容ごとにグルーピングして整理する技法です。関連する意見をまとめ、グループ間の関係性を見出すことで、課題の全体像や真の問題点を浮き彫りにします。


アクティブリスニング(積極的傾聴)
ファシリテーターに求められる対人スキルの一つです。相手の話に耳を傾け、相槌や質問を交えながら注意深く聴きます。そして話の要点を繰り返し言い換える(パラフレーズする)ことで、話し手に「きちんと理解してもらえている」という安心感を与えます。この技法により、参加者は安心して意見を述べることができ、活発な議論と合意形成を促進します。
なぜなぜ分析(5 Whys)
トヨタの品質管理で有名な根本原因分析の手法です。発生した問題に対して「なぜそれが起きたのか?」を繰り返し(通常5回程度)問うことで、表面的な原因のさらに奥にある真因を明らかにします。真の原因を捉えることで、効果的な問題解決策の立案につなげます。

参加者の声
本研修を通じて、組織の課題解決に向けたファシリテーションスキルと実践力を養うことで、職場の生産性向上やイノベーション創出に大きく寄与できるようになります。
会議運営やチームの問題解決プロセスにお悩みの企業様は、ぜひ本研修の導入をご検討ください。ご不明な点や詳細についてはお気軽にお問い合わせいただければ幸いです。

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