楽しい面白い『楽学スタイル』
① 楽しみながら学ぶことが効果的な理由!
エデュテインメント(教育とエンターテイメントの融合)が効果的であると言われる主な理由は、学習体験をより魅力的で楽しいものにし、学習者の関心とモチベーションを高めるからという点は広く認識されております。このように、「学び」と「楽しみ」を関連づける事が効果的であることの理由をいくつか以下に述べます。
▶深層学習
研修(学ぶこと)が楽しいと感じることで表面的な情報を覚えるのみならず、より深い理解を追及する傾向があり、情報をより豊かなコンテキストで結びつけ、問題解決や創造的な思考に役立つスキルを身につけるのに有効です。※1
▶動機付け(モチベーション)
人間は自ずと楽しいことに惹きつけられられます。楽しいと感じることで、より多くの時間と労力を学習に投じる動機付けが高まり、積極的に情報を探求し、より良いスキルを習得しようとする傾向を増加させるのです。
▶学習の継続性
楽しみながら学ぶことは学ぶ側の人が学習活動を続けることの助けにもなります。新しい情報やスキルを繰り返し使用し、長期記憶を強化する機会を提供します。※2
▶記憶の強化
楽しむ学習は、学習者が深くエンゲージメントを持ち、アクティブに情報を処理する可能性を高めます。これは、学習内容を深く理解し、長期記憶に定着させるために重要な要素です。
これらの要素は、楽しみながら学ぶ手法が学習効果を高める主な理由です。人間の脳は新しいことを学ぶ際に、楽しみや興奮を感じることでより深くエンゲージメントを持つことができ、その結果、学習内容をより効果的に記憶し、理解することが可能になります。ただし、エデュテインメントは必ずしもすべての学びに適しているわけではありません。目標や学ぶ方々のニーズ、などに応じて適切に構築していかなければならないことが重要であるため、エナジーソースではオーダーメイドにて研修プログラムを作成しよりお客様のニーズに沿った内容にて研修の実施を心がけております。
[参考文献]
※1:「Deep learning」と言われ、”Deep and Surface Learning in Problem-based Learning” (Dolmans, D.H., & Schmidt, H.G., 1994)にて示されています。
※2:”The Role of Deliberate Practice in the Acquisition of Expert Performance” (Ericsson, K.A., Krampe, R.T., & Tesch-Romer, C., 1993)という研究がこれを支持しています。
② 学習者の「関心」と「モチベーション」が高まる!!
エナジーソースが提供する研修は教育とエンターテイメントを融合させた「エデュテインメント」が効果的であると考え、研修でもその仕掛けが散りばめており、笑いながら学びを進めていきますす。
楽しく学ぶことが効果的であることは誰もが知るところですが、やはり「楽しみながら学ぶ」ことによって得られる良い効果として
- 関心が高まる
- モチベーションが高まる
は注目ポイントではないでしょうか。
仕事現場で壁にぶち当たったとき、解決方法の糸口がつかめず仕事の進め方に自信が持てない時など、業務と向き合っていると色々な状況に陥り、それに伴い気持ちを常に「やる気いっぱい」を保っているのは容易ではないことです。
エナジーソースの提供する楽しい研修(エデュテインメント )の研修では、研修内容をまず楽しむことにより、参加者の関心を引きます。人間は興味を持つ内容に自然に惹きつけられるので、エンターテイメント要素が研修の1パートとなれば、新たな知識や情報に対する興味が引き立ちます。また、学習の取り組みモチベーションが高まると言われています。
また、研修ではワークもふんだんに取り入れるため、居眠りする暇もなく時間が過ぎていき、夢中で取り組んでいるうちに研修が終わっていた、ということもよくいただくお声にあります。
研修を実施して「終了」ではなく、研修内容を振り返っていただけるフォローの動画もあるため、受けっぱなし、やりっぱなしの研修になりづらいため、モチベーションの維持も通常よりしていただけるのではと考えます。
(フォローの動画は無料でお渡ししております。詳しくはこちら)
なお、エナジーソースの研修はオンラインであってもこのスタイルを崩すことはありません。もちろん、オンライントとライブでは形式が異なるので、全く同じということではありませんが、オンライン研修でもライブと同様の研修効果が得られるよう、エデュテインメントのスタイル、参加型のスタイルはくずさす、実施しております。
(オンライン研修はこちら)
③ 体験型(参加型)研修で得る良い効果!
教育機関でも提唱されているとおり、定着率が座学のそれよりも大幅な差があると言うのは広く知られていることだと思います。
往々にして、座学形式の学習は講師が一方的に講義を行うといった極めて受け身的な学習スタイルとなっており、その学習スタイルが一部の状況や内容には適している場合ももちろんあります。しかし、参加者の理解を深め、学びを自分のものとし実践に取り組むことの手助けとなるためには、研修がより実践的で参加型な研修がより有用と考えています。
参加型学習の醍醐味は、実際に行動や体験を通じる学びのため、より深く記憶(※1)に残ります。また、体感することで抽象的な概念な理論なども理解しやすいと言うメリットもあります。問題に対する解決の糸口を体験を通して自身で気づいたり見つけられたりするので、より深い理解(※2)を得られます。
さらには、ワークショップでは実際のスキルや知識の応用を強調します。より自身の仕事内容において現実的で具体的な課題があるため、ワークで取り組んだことが実際の仕事現場で活かせ、研修で学ことに対してのモチベーションも上がり(※3)ます。また、学んだことをすぐに実践できる点も動機づけにつながります。1人で行うワークもありますが、通常はグループで実施するため、ワークを通してグループメンバーとのチームワークやコニュニケーションの能力が向上するといったメリットも挙げられます。また、参加者が他の参加者と共に学ぶため、社会的学習を促進します。(※3)
研修を通して学ぶことが「楽しい」「面白い」と感じた際には脳が刺激され、それが創造性の刺激となり、創造性を向上させる効果もあるとされています。
このように、体験型(ワークショップ型)の学びは多くのメリットがあり、座学形式の学びより効果的な学習経験を提供できる可能性があります。しかし、座学形式を全否定するものではなく、エナジーソースの提供する研修は適当な組み合わせとバランスを保つことにより、効果が最大限な学びになるよう、努めております。
[参考文献]
※1:The Power of Testing Memory(Roediger & Karpicke, 2006)記憶力を向上させる方法についての研究についての文献
The Power of Feedback(Hattie & Timperley, 2007)良いフィードバックは何かということを分析した内容の文献
※3:Social learning theory(Bandura, 1971)社会的学習理論についての文献