前回からの続きです。
(Part1の内容はこちらから)
(Part2の内容はこちらから)
今回は、過去に教わった練習法を2つご紹介いたします。
以前「キレて信用を失う前に怒りをマネジメントしよう!」でもお伝えした内容にも似ています。
【1つめ】
一つは「リフレーミング日報」です。
1日の仕事を終えてから、その日あった出来事を書きます。
自分の中であまり処理できなかったことを中心に書いていき、それを一つずつ、丁寧にリフレーミングしていくのです。
・片方のページにあった嫌な出来事、処理できなかった出来事
・もう片方のページに状況リフレーミングや内容リフレーミング
と言った感じです。
囚われてしまっていますから、最初は時間がかかりますが、それを一つずつやっていくのです。
【2つめ】
もう一つはマジックフレーズ、「それは丁度いい!」です。
これは10数年前に教えていただき、とても大切にしているフレーズです。
何か嫌なことや、自分では処理しにくいできごとと出会ったら、「それは丁度いい!」と心の中で唱えるのです。
すると不思議と、その答えを自分の中で考え始めるのです。
(ちょうどいい理由を考え始める)
「あぁ…、クレームだ!」と思った時に「それは丁度いい!」と唱えてみてください。
そうすることで不思議と「何故ちょうどいいのか?この機会にお客様の要望をちゃんと把握しよう、という事?」といった様にその答えを考え始めるのです。
では、それをどれくらい練習すれば良いのか…?
少し話は逸れますが、人が変わるのには「インパクト・衝撃」と「継続」と言った2つのきっかけあると言われています。
欲する時に「衝撃」を与えるのは物理的に不可能ですし、自分の価値観を変えてしまうような出来事は、日常ではそんなにおきませんよね。
でも、継続は違います。簡単な誰にでもできることを、誰もができないくらい続けてみてください。
これがものすごい力になります。
つまり、「どれくらい練習したら良いのか?」という質問への回答は「コツコツとできることを継続し、意識しなくても無意識的にできるようになるまで」ですね。
ここまで読まれて、「ああ、こんなことでも使えるな」とイメージされている方もいらっしゃると思います。
例えば、業務改善や人材育成、商品開発や経営戦略などさまざまな場面で応用できるんです。
今回はリフレーミングの2種類についてお伝えしてきましたが、実はもっと奥が深く、以下の5つの手法がありますが、これらはまた別の機会に詳しくお伝えしますね。
•今回も少し取り扱った言葉のリフレーミング
•「もし○○だったら」のリフレーミング
•時間軸のリフレーミング
•解体のリフレーミング
•Wantのフレーミング
まずは、「状況リフレーミング」と「内容リフレーミング」の2種類について、コツコツと練習を重ねて頂ければなと思います。
今回はここまでさせて頂きます! それではまた次回まで♪