絶対つないでくれと事務の社員に念押ししておいたのに
、その一人が、かかってきたその電話に
「今会議中なので、またかけ直してもらえますか」と応答し
もうその日はかかってきませんでした。
さて、もちろん叱る必要があります。
ビジネスマナーの基本さえ知っていれば、起こり得ない
話ですが、「やらかし社員は、」当然やってくれます。
やらかし社員だからと捨て置く訳にはいきません。
ちゃんと叱る必要があります。
が、しかし、叱るつもりで言っていることを
すぐにパワハラだなんだと騒ぐので、「放置」を
決め込んでいると、それはそれで、
「全く期待されていない!」と拗ねる社員もいるのです。
「いろいろなリスクをとってまで、嫌われたくない」との
上司の声も無視できない大きさになってきました。
叱るときに、相手によっては感謝され、またひとによっては
逆ギレされる。上司としてはやってられませんよね。
だからと言って・・・、なんです。
だからこそ、しっかり叱ってしっかり感謝されるには
どこを押さえればいいのでしょうか?
それは、叱ってくれる人が、自分のために叱ってくれているのか
叱っている本人のために叱っているのかをはっきりと伝わるように
叱ることなんです。
「お前のせいで、俺は、大切なチャンスをなくしただろう!」
こんな叱り方(怒り方)だと、叱っている本人の保身のために
自分は叱られている(怒られている)とすぐに感じてしまいます。
ベクトルは叱っている本人に向かっているのです。
これでは素直に感謝なんかできる人は少ないです。
「君がやったことで、B、Cくんの時間が1日無駄になったことは
理解できてるかな?こんなことを繰り返していたら、
君と周りとの関係が心配になってしまうよ。だろ?
今後そうならないために、君としては何ができると考えてるかな」
もし、こんな風に叱られたら、少なくとも自分の成長にベクトルを向けて
関わってくれていると感じやすいのではないでしょうか。
さぁ、あなたが部下を叱るベクトルはどちらを向いているでしょうか?