「支援はない方がいいこともある」
こんにちは 人材育成トレーナーの高村です
いつもお付き合いいただき ありがとうございます
前回の「無能な上司は気づかない・・・」はいかがでしたか?
過激なタイトルで申し訳ございません
こういうことを書いているとき
必ず自分自身のことを振り返りながら書いています
学習あるのみですね
さて 今回のテーマは『部下が成長しない意外な理由』です
ちょっと精神論的なお話しを少し
昨年の7月 このような記事を新聞で読みました
「起業後押し 650万の生活費2年支給へ」
まぁ 賛否両論ありますよね
いろんな見方があっていいのですが
私は「否」の方なんです
管理職研修をしていたときのことです
受講生「講師 やっぱり公平って難しいですね」
私「公平ですか? といいますと?」
受講生「だって同期のBさんの部署に配属されている部下は凄く前向きなんですよ」
私「はぁ~・・・」
受講生「私もあんな部下ばっかりだったら もっと結果残せるんですけど・・・」
管理職にもなってこんなことを言うなんて・・・
こういう上司の部下はかわいそうですね
残念なことに責任ある立場の人にほどこういう人がいます
与えられた環境を活かした方がいいと思いませんか?
「俺んところの部下は ややこしいやつばかりや」
「ということは俺は確実に苦労する」
「だから俺は絶対に成長する」
厳しい環境の方がいいこともあるんです
政府の政策に文句を言うつもりはないのですが
甘えた環境は変化に対応できにくい
弱い人材しか育成できない
そのことを考える必要があると思うのです
安易に援助を差し出さないで欲しい
あ 結局文句言ってますね
ここで “うなぎ” の話しを少し
私の大好物の寿司ネタなんですが
最近は養殖が増えているそうですね
養殖うなぎの稚魚はカナダ産が多いそうで
約12時間かけて空輸するそうです
以前は8割方がこの12時間の間に
疲れて死んでしまっていたそうです
しかし
あることをすると
死んでしまう稚魚は2割に激減したそうです
どうしたかわかりますか?
うなぎの天敵であるナマズを
同じ水槽に入れて空輸したのです
ナマズがいたから稚魚たちは
「食べられてたまるか~」
って必死に逃げ回ったんでしょうね
ちなみに死んでしまった稚魚は疲れて死んだのか?
これが違うのです
死んだことに代わりはないのですが
ナマズに食べられたそうです
天敵も必要な存在
ちょっと精神論に偏ったお話しかもしれませんが
人材育成に携わる人には考えて欲しいのです
どれだけあなたに反対する人が周りにいるのかということを
その人たちのお陰であなたがどれだけ成長しているのかを
嫌だから辞める前に一歩立ち止まって考えて欲しいのです
今週も最後までお付き合いいただき ありがとうございました