「成長している人に共通すること」
こんにちは エナジーソースの高村です
先週はいつも以上にコメントが多く嬉しかったです
「お金のために働いたら駄目ですかね?」
「正直社会のためにとは思えないです・・・」
「最近ようやく自己成長のためと思い始めています」
私は何も 意見を押しつけようとしているのではありません
ただ そのテーマについて考えるきっかけを持って欲しいだけなのです
人は自らの意志で決めないと行動に移しません
だから自ら考え 気づいたときには行動したら良いのです
気づかなかったら?
強制はしません だって みなさんの人生ですから
人材育成の問題で取り扱って欲しいテーマがありましたら
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までご要望をお送りいただければ幸いです
さて 今週のテーマは「成長している人に共通していること」
一つだけではありません
いくつも存在するのではと思われます
その中で 今回は一つだけご紹介
『自らが無知であることを知っている』
常にこの姿勢で ものごとに耳を傾けることができる人
それが 成功者の条件の一つではないでしょうか
経営者仲間のNさんは業界でも名前の通った人です
自称リーダーと呼ばれる人たちが悩んだとき
駆け込み寺のように 彼の元に相談へ行くのです
ただ その相談中 とても不思議なことがおこります
相談に来たはずの自称リーダー達が なぜか自己弁護するのです
中には相談に来たはずが どれだけ自分が凄いかを 自慢し始めるのです
社員さんの悪口 オンパレードの残念な人もいます
面白い光景ですよね
「こういう状況になったけれど 私はこういうつもりやった」
「こうなったのは あの部下が悪いからだ」
「どうしてうちにはいい社員が入社しないんだ」
「私のポリシーはこうだ」
「私はこういう思いで社員を守ってきた」
・・・
側で聞いていると
「こいつらはバカか! だから失敗するんや!!」
と 私は心のなかでつぶやきます
そこで Nさんは何をしているのか
必死になって その自称リーダーたちの言葉をメモしているのです
少しでも不明なことがあれば聞き直し
一言一句 聞き逃さないように 耳を傾けているのです
『無知の姿勢』という言葉を聞いたことがありますか?
アメリカの臨床心理士
ハロルド・グーリシャンとハーレーン・アンダーソン
によって唱えられた言葉なのですが
簡単に言うと「わかったつもりにならない姿勢」ですね
相手の話を聞いていて
「ああ あのことについて話をしているな」とか
「そのことなら知っているぞ」となった瞬間
意識の焦点は相手ではなく 自分に向いてしまっているのです
立場が上になればなるほど、こういう傾向が強く出てしまうそうです
「相手のことをもっと深く知りたい」と好奇心を持ち
知らないことだから「教えてもらおう」
とする姿勢こそが コミュニケーションの原点ではないでしょうか
Nさんはこれを徹底しているのです
そしてNさんの口からは「勉強になりました」「僕も気をつけます」
おもしろことに いつの間にか相談者が逆転しているように思えるのです
私はNさんに聞いてみました
「相手が悩んでいること どうやったら解決するか知ってるよね?」
するとNさんは
「ん~ 僕の答えは僕の答えでしかないし あの人には合わないかもしれないし・・・」
「それに悩んでいることを聞くって ものすごく勉強になりますよ」
「それとみなさん満足そうな顔で帰っていくし」
確かに 自称リーダー達はスッキリとした表情で 帰っていくのです
Nさんの心の姿勢は恐らく
相手に分からせようとするのではなく
相手の言いたいことを分かろうとする
だったのではないでしょうか
この姿勢こそが
成長し続ける人に共通していることの一つなのです。
いかがですか?
「そんなもん知っとるわ!」となりましたか?
それとも
「そう考えたら、思い当たる節あるなぁ・・・」となりましたか?
できれば 後者でありたいなぁと私も思います
それでは また来週