「任せたくても、任せられない」
「部下は、受け身で自分から動こうとしない」
中間管理職の9割以上が、本来の仕事「マネージャー業務」に専念できていません。
(日本人事部白書)
個人ノルマを持たされ、
且つ色々な方面のプロジェクトにも
参加を余儀なくされます。
「部下育成は、大切だとわかってはいるけれど・・・」
というのが実情のようです。
現場のリーダーは、、
自分の意志だけで采配できないだけでなく、
裁量を手ばなさない、
上司、経営者にふりまわされていると
実際にお聞きしています。
昔ながらの上司・経営者の大らか(責任は俺が取るから思い切りやれのような)な感覚は
影を潜め、複雑化したビジネス環境で、
短期収益、株主還元を求められる傾向は
ますます強くなってきています。
それに従い、中間管理職が上司・経営者に
合わせざるを得なくなり、
朝礼暮改に対応せざるを得ないことが
ますます増えていると聞きます。
では、なぜ、部下が受け身で動かないのか!?
部下は部下で、上司のリスク(にチャレンジしない)に
敏感な姿勢から、このように感じ取っているのです。
「チャレンジして、失敗でもしたら、
自分の評価が下がるだけ!
ならやらないほうが得なんじゃないか!」
「任せたくても、任せられない」
「部下は、受け身で自分から動こうとしない」
この感覚の前には、部下の前述の心理が横たわっているのです。
①中間管理職の思いを感じ取り、部下はあえて動かない
②部下が動かないから、中間管理職が自ら動かざるを得ない
③その流れが、定着しますます悪循環に陥る
となっています。加えて、ハラスメント対策も加わります。
確かにプレイングマネージャーである中間管理職は、
非常につらい状況です。
しかし会社のために自分たちがすべきことは、
何なのかを考えて見る他は、ないのではないでしょうか?
さぁ、あなたは、この悪循環をどのように断ち切りたいですか?