iWAM(アイワム)基礎情報 〜iWAM®マスタートレーナー監修〜

本ページの内容は、iWAM®プロフェッショナルズのガイドラインに沿って作成しております。

1.iWAM(アイワム)とは

iWAM(アイワム)とは、職場における行動特性と動機付けに影響を与える要素を可視化する、適性検査ツールです。「Inventory for Work Attitude and Motivation」の略称で、ベルギーのjobEQ社によって開発されました。

The Inventory for Work Attitude & Motivation (iWAM) is a questionnaire used for job-related activities, such as recruitment, coaching and training projects. It is based on metaprograms, a model of cognitive thinking styles (48 parameters are measured and explained). The iWAM Management Report identifies a person’s motivational and attitude preferences in the job context and predicts how this person will behave in various job types, such as administrative, customer contact or managerial tasks. 
引用:jobEQ社「The iWAM Questionnaire

従来の適性検査の多くが「性格」を測るのに対し、iWAMは職場環境において無意識に使っている「言葉」を分析することで、仕事のパフォーマンスに直結する「認識スタイル」を客観的に測定します。Web上で40問の質問に答えるだけで、個人の特性を16カテゴリー・48種類に分解してデータ化します。感覚や経験則に頼りがちな人事評価や採用判断に、科学的根拠に基づいた「行動予測データ」という新たなモノサシを提供します。

 

2.認識スタイルとは

「認識スタイル」とは、人が無意識のうちに情報を処理し、行動や感情を決定づけるフィルターのような機能です。iWAM(アイワム)では、このフィルターの違いを分析します。

最大の特徴は、これを生まれ持った変えられない「性格」や「人間性」とは区別している点です。そのため、iWAMでは人を特定の「タイプ」に当てはめて決めつけるような表現は一切使用しません。あくまで「現在の職務において、どのフィルターが強く働いているか」という思考の癖や好みを可視化するものです。良い・悪いの判定ではなく、「その業務に適した思考スタイルを持っているか」という適合性を判断するための指標となります。

 

3.行動特性とは

「行動特性」とは、脳内の「認識スタイル」が、実際の業務現場でどのような具体的な振る舞いとして表出するかを示したものです。

例えば、「新しいプロジェクトに即座に着手するか、リスクを分析してから動くか」「全体像を把握してから進めるか、詳細な手順を積み上げるか」といった具体的な行動パターンです。iWAM(アイワム)は、これらの行動特性を数値化することで、「この候補者は、我が社の開発チームで即戦力となる動き方ができるか」といった予測を可能にします。抽象的な心理分析にとどまらず、現場の行動レベルに落とし込んだ分析ができる点が、多くの企業で採用・配置に活用されている理由です。

 

4.コンテクストの重要性(環境による変化)

iWAM(アイワム)の最も重要な概念の一つが「コンテクスト(文脈・環境)」です。人の認識スタイルは固定されたものではなく、置かれた環境やトレーニングによって変化・成長します。職場と家庭で振る舞いが変わるように、役割や環境が変わればスコアも変動します。

この「変わる」という特性こそが、人材育成における最大のメリットです。iWAMは「変わらない性格」を測るのではなく、「変化するスタイル」を測るため、研修やコーチングの前後に受検することで、その効果(行動変容)を数値で測定することが可能です。「使用前・使用後」の比較により、育成施策のROIを明確にできる稀有なツールと言えます。

 

5.スタンダードグループ(客観的指標)

iWAM(アイワム)の診断結果は、個人の絶対値ではなく、「スタンダードグループ(標準集団)」との比較による相対値で表示されます。これにより、主観を排した客観的な評価が可能になります。

日本のスタンダードグループは、総務省統計局の労働力調査を参照し、日本の労働人口(約5,980万人)の縮図となるよう、性別・年齢・職種の構成比を調整して作成された1,541人のデータを基に構築されています。「一般的な日本人労働者と比較して、その人の認識スタイルがどの程度特徴的か」を統計的根拠に基づいて算出するため、大手企業における採用基準の策定や、公平な人事評価の裏付けデータとして高い信頼性を誇ります。

 

6.iWAM(アイワム)診断テストとは

iWAM診断テストは、インターネット環境があればいつでも実施可能なWebテストです。受検者は、提示される質問に対し、自分の考えに近い順に選択肢を並べ替える形式で回答します。

このテストにより、「職場において何に動機付けられ、どのような行動を取るのか」が、48種類の認識スタイルとして詳細にデータ化されます。結果は「パーソナルレポート」や、ペアの相性を分析する「ペアレポート」、組織全体を分析する「チームレポート」など、目的に応じた多様な形式で出力され、採用のミスマッチ防止から、管理職のマネジメント能力向上、組織風土の改革まで、人事課題の解決に直結する情報を提供します。

 

7.iWAM(アイワム)診断テストの受け方

受検プロセスは非常にシンプルです。PC、タブレット、スマートフォンなどの端末から専用サイトにアクセスし、約40分で40問の質問に回答するだけで完了します。特別なアプリのインストールなどは不要で、テレワーク環境下の社員や遠方の採用候補者にも手軽に実施いただけます。

【無料トライアルのご案内】
導入をご検討中の企業様には、iWAMの精度と効果を実感していただくため、1社につき人事担当者様2名まで無料でお試し受検を承っております。まずはご自身でレポートの内容をご確認いただき、その客観性と実用性をご体感ください。

8.iWAM(アイワム)を可視化する利点

iWAM(アイワム)を用いて認識スタイルを可視化する最大の利点は、組織内における「コミュニケーションコストの削減」と「生産性の向上」です。

上司と部下、あるいはチームメンバー間の「相性」や「すれ違いの原因」がデータとして可視化されるため、感情的な対立を防ぎ、互いの強みを活かした建設的な関わりが可能になります。また、従業員自身も無意識の行動パターンを自覚することで、セルフマネジメント能力が向上します。組織全体の共通言語としてiWAMを導入することで、多様な人材が活躍できる土壌を作り、離職率の低下やエンゲージメントの向上に寄与します。

 

9.影響言語とは

「影響言語」とは、特定の認識スタイルを持つ相手の心に最も響き、自発的な行動(やる気)を引き出すためのキーワードです。

iWAMレポートでは、個人のモチベーションを高める言葉(影響言語)と、逆に意欲を削いでしまう言葉が明確にリストアップされます。管理職はこれを活用することで、部下一人ひとりに合わせた「刺さる指示出し」や「効果的なフィードバック」が可能になります。「なぜ何度言っても伝わらないのか」というマネジメントの悩みを解消し、言葉選び一つで部下のパフォーマンスを最大化する、実践的なコミュニケーションツールとして機能します。

 

10.iWAMプログラムとは

iWAMプログラムとは、単なる診断テストの実施にとどまらず、組織課題を根本から解決するための包括的なソリューションパッケージです。

①科学的な「診断テスト」
②詳細な分析「レポート(個人・ペア・チーム・卓越モデル)」
③認定プラクティショナーによる「コンサルティング・フィードバック」

の3つを組み合わせることで効果を発揮します。個人の才能発掘から、ハイパフォーマー(卓越モデル)の行動特性分析に基づいた採用基準の策定、組織文化の診断まで、人事戦略の立案と実行をデータドリブンで強力にサポートします。

 

11.iWAMプログラムを活用する目的

iWAMプログラム活用の目的は、感覚的な人事管理から脱却し、データに基づいた戦略的なタレントマネジメントを実現することにあります。

具体的には、「優秀な社員と同じ行動特性を持つ人材を採用したい」「研修の効果を数値で測定したい」「部下の離職予兆を察知し対策したい」といった明確な人事課題の解決を目指します。採用時のスクリーニングから、配属後の定着支援、リーダー育成、そして次世代幹部の選抜に至るまで、人材のライフサイクル全体を通じて一貫した指標を用いることで、組織開発の効率と精度を飛躍的に高めます

 

12.iWAMプログラムの特徴

iWAMプログラムは、ビジネス現場での実用性を最優先に設計されています。最大の特徴は、職場における行動のみに焦点を当てているため、プライバシーに配慮しながらも、業務に直結する深い分析が可能な点です。

また、世界基準のツールでありながら、日本の労働環境に合わせたカスタマイズ(スタンダードグループの適用)がなされているため、違和感なく導入できます。自己理解・他者理解の促進ツールとしてだけでなく、人事評価や採用要件定義のための「組織の共通モノサシ」として機能し、属人的なマネジメントからの脱却を可能にします。

 

13.iWAMプログラムを活用している国

iWAM(アイワム)は2001年の公開以来、世界30カ国以上で導入され、グローバル企業の人材戦略を支えています。

活用国は、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、オーストラリアといった欧米諸国に加え、中国、韓国、シンガポール、インドなどアジア経済圏にも広がっています。国境や文化を超えて活用されている実績は、iWAMの理論が普遍的な人間の行動原理に基づいていることの証左です。海外拠点を持つ日系企業においても、グローバル共通の人材評価基準として有効に機能します。

 

14.iWAM診断テスト対応言語

iWAM診断テストおよびレポートは、日本語を含む世界20言語に対応しています。英語(米国・英国)、中国語(簡体字)、ドイツ語、フランス語、スペイン語、ロシア語などで受検が可能です。

特筆すべきは「クロス言語機能」です。例えば、外国人社員が母国語で受検し、日本の人事が日本語で分析レポートを出力するといった運用が可能です。言葉の壁によるニュアンスの誤解を防ぎ、正当かつ客観的な評価を実現します。多様なバックグラウンドを持つ人材のマネジメントにおいて、必須のインフラとなります。

 

>なぜ今、おもしろくて、楽しい学びが求められているのか?

なぜ今、おもしろくて、楽しい学びが求められているのか?

現代社会では、情報の爆発的増加と技術の急速な進化が、働く人々に絶え間ない学習と自己進化を要求しています。この変化の激しい時代において、従来の学習方法だけでは、従業員の関心を引きつけ、継続的な学習意欲を促すことが難しくなっています。

そこで、学びのプロセス自体を楽しく、従業員エンゲージメントを高める「楽学メソッド®」が重要な役割を担っています。このメソッドは、参加者が積極的に関与し、楽しみながら学ぶことで、記憶に残りやすく、実践的なスキルの習得を促します。また、楽しい学習体験は、チーム内のコミュニケーションと協力を深め、ポジティブな職場環境を作り出すことにも貢献します。

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