「さぁ どうする?」
こんにちは 人材育成トレーナーの高村です
いつもお付き合いいただき ありがとうございます
それでは早速本題です
「毎日落ち込んでしまって辛いんです・・・」
こんな風に部下から言われたら
あなたは上司としてどう切り返しますか?
まさかとは思いますが
「そんなこと 俺にもあった みんな通る道や」
「だーいじょうぶ 大丈夫 そんなこともあるさ」
なんてこと言っていませんよね?
「そうだとしたら 上司として失格や」
なんて心理学の師匠に言われたことがあります
確かにそういうフレーズを使うこともある
ただその前にいくつかステップを踏む必要があるのです
「そうか 落ち込んでしまって辛かったんやな」
と まずは受け止める そこからですよね
「ちなみに 少しでも落ち込み度合いがマシだった日のことを教えて」
「何をしていたら気分がいいんかな?」
と焦点を意図的にずらしてあげることも大切かもしれません
そして
「そう たいていの人は落ち込むんよな
で 何と比べて落ち込むか分かる?
ずっと 落ち込んだままだったら
それが当たり前で 落ち込んだ感覚が分からない
エエ日があった 快適やった
そんで その日に戻りたいって思ってるからちゃうかな?」
この言葉の特徴 ご理解いただけますか?
全てにおいて共感 を促しています
そして 提案 をしているのです
さらに 「NO」がない
もちろん この手法が完璧とは言いません
これでも 上手くいかないこともあるでしょう
ただ 説得よりは数倍マシだと思いませんか?
独立当初 心理学の師匠から言われた言葉を今でも鮮明に覚えています
「高村君の講義は確かに説得力がある
あえて反発を引き出して それを説き伏せる論理性もたけている
せやけどもったいないなぁ そのままやったら敵をつくるで
上から強圧的に関わって 威圧感で相手をねじ伏せとる
コミュニケーションって みんなと信頼関係を構築することや
相手から「YES」を引き出すことを考えた方がええと俺は思うで」
みなさんもご存じの通り 人は強制を嫌います
知っているのに 無意識にそれをしてしまっている
コミュニケーションにおいて必要なことは
まず 気づきを促進すること
そして 部下が自らの意志で決める
だから 部下は疑いを持たない
もしかすると上司は少し 焦りすぎなのかもしれません
今一度 部下との関わり方を見つめ直してみてはいかがでしょうか