「自由にやっていいよ」が逆効果?|部下の特性を活かすマネジメント

部下に

上司

「自由にやっていいよ」

と伝えても、部下自身がなかなか行動に移せない場面に出会ったことはないでしょうか。
自由度を与えることは主体性を促す効果がある一方で、場合によっては部下を混乱させ、行動を止めてしまうケースもあります。
本記事では、部下の思考スタイルに着目し、「自由にやれ」が逆効果になる場合がある理由と、効果的な指導の方法を解説します。
読むことで、

・部下一人ひとりの特性を理解できる
・適切なアプローチで部下の能力を引き出すマネジメントができる

など、嬉しい効果を得られますよ。ぜひ最後までお読みください。

決まっている状態を好む部下

「自由にやっていいよ」と伝えても動かない部下は、決してやる気がないわけではなく、決まっている状態を好む」思考スタイルを持っている可能性があります。
決まっている状態を好む思考スタイルをもった人材は、選択肢が多すぎると

決まっている状態を好むタイプ

「どこから手をつければよいのか分からない」
「失敗したらどうしよう」

と不安が先立ち、行動が止まってしまうのです。
この人材には、ぜひ明確な手順やルールと共に仕事を与えてみてください。ほかにも、前例の提示も効果果的です。

上司

「企画書はこの3つのフォーマットから選んでください」
「前回のプロジェクトではこう進めました」

と示すことで安心し、強みを発揮できるようになりますよ。

選べる状態を好む部下

一方で、「自由にやっていいよ」と言われてモチベーションが高まるのは選択肢を好む」思考スタイルの人材である可能性が高いです。
選べる状態を好むタイプは、複数の可能性を比較しながら最適解を探すことにワクワクした喜びを感じる傾向があります。
「自由」という言葉を受け取ると、創造性が刺激され、新しいアイデアや改善策を積極的に試そうとするのです。
この強みを発揮させるためには、成果物のゴールを明確に示したうえで

上司

「方法は自由です」
「最終的にこの情報が揃っていれば形式は問いません」

と伝えることが効果的です。自律性を高め、主体的な取り組みを促しますよ。

自律的に動ける部下を育てる段階的マネジメント

上司

「自律的に動いてもらいたい」
「いつまでも細かく指示を出したくない」

など、多くの管理職の方が、部下に自律して動いてもらうことを期待しているでしょう。
「決まっている状態を好む部下」に不足を感じてしまう場面もあるかもしれません。
そんな時に、彼らが自分で動きやすくなる段階的なマネジメント方法を紹介します。

  1. 手順・ルール・成功事例の提示
    :詳細な手順や成功事例を提供したうえで業務を与える
  2. 一部に裁量を与える
    :全体のうちの一部にのみ裁量を与え、部分的に工夫できる余地を示す
  3. 選択肢を提示する
    :業務の進め方に複数の選択肢を提示し、理由を持って選ばせる
  4. 完全に任せる
    :最終的なゴールだけを提示し、方法は任せる

いきなり「自分で考えて」と突き放すのではなく、少しずつ段階を踏んで業務を与えていくのです。
裁量の段階を意識することで、部下の安心感を維持しながら自律性を育てることができますよ。

まとめ

「自由にやっていいよ」という言葉は、部下によっては大きな励みになり、別の部下には混乱の原因になります。
違いを生むのは能力差ではなく、思考スタイルの傾向です。
紹介したポイントを実践すれば、

・「決まっている状態を好む部下」に安心感を与えながら実行力を発揮してもらう
・「選択肢を好む部下」に自由度を活かして創造性を伸ばす指導をする

ことが可能になりますよ。

大切なのは、「決まっている状態を好む部下」、「選択肢を好む部下」のそれぞれに強みがあり、適切な組み合わせがチーム力向上につながるということの理解です。

ぜひ、できることから実践し、安定性と創造性を兼ね備えた強い組織をつくりあげてくださいね。

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部下育成にお悩みの方や組織改善を目指している方は、どうぞお気軽にご相談ください。

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